居宅療養管理指導支援システムの使用方法について
報告書・薬学的管理指導計画書作成までのおおまかな流れについて
患者データの登録
在宅患者さんのデータを登録します。登録画面は基本データ登録画面(氏名、生年月日、住所、電話番号、担当医等のデータ)、日常生活登録画面、病態データ登録画面、服用薬登録画面、副作用歴画面、伝達事項画面、処方医からの情報画面の7つの登録画面があります。
これらの登録画面の項目は、全ての項目を登録しなければならない訳ではなく、の印がついた項目を優先的に入力して下さい。この印がついた項目は、報告書や薬学的管理指導計画書の作成時に自動入力される項目になります。
これらのデータを自動入力することにより、報告書や薬学的管理指導計画書の作成の手間を省けます。報告書や薬学的管理指導計画書の作成時に自動入力されたデータを後ほど編集することも可能です。
報告書・薬学的管理指導計画書の作成
報告書は9パターン、薬学的管理指導計画書は5パターンの中から選択肢作成します。患者番号を入力すると、登録されている患者データがそれぞれの項目に自動入力されます。
入力された項目で修正が必要な場合は修正し、報告事項の項目欄を入力し印刷して下さい。
報告書の報告事項の項目や薬学的管理指導計画書の実施すべき指導内容の項目は、登録された文面を選択してから、修正する方法もあります。
その他の機能
- 居宅療養管理指導契約書・説明書作成機能
- 居宅量管理指導費の領収書作成機能
- はがき・封筒、ラベルへの宛名印刷機能
- 住所地図検索機能(インターネットへの接続が必要です)
- 採用医薬品集作成機能
- 後発医薬品調剤報告書作成機能
- 在宅医療を行うのに必要な薬局掲示物の印刷機能
などの機能も付属します。
それぞれの説明のタブをクリックして下さい。説明中の画面画像はクリックにて拡大表示されます。
患者データの登録について
電子マニュアル
電子マニュアルが付属しております。左側は、電子マニュアルのインデックスになります。この画面の電子マニュアルはソフト全般のことに関する電子マニュアルですが、それぞれの画面にも電子マニュアルが付属しております。
インデックス画面の説明
ソフトを起動した際に表示される画面です。
中央にある左側のボタン群は、在宅患者さんの様々なデータを登録しておく画面です。右側のボタン群は報告書や計画書、薬剤データや処方箋発行医療機関のデータを登録・編集を行う画面を開くボタンがあります。左側の欄は、登録患者さんを検索する検索欄になります。患者番号又はよみがなで検索できます。
下段の左側にありますボタン群には、電子マニュアル画面、薬局データの基本設定画面、定期処方薬の日付管理画面、後発品変更報告書作成画面、居宅療養管理指導契約書作成画面、居宅療養管理指導説明書作成画面などを開くボタンがあります。
下段の右側にあるボタン群は、本日訪問予定日の患者表示画面、居宅療養管理指導費の領収書作成画面、ラベル印刷作成画面を開くボタンがあります。
患者基本データ登録画面について
患者さんの生年月日、住所、連絡先、担当医、ケアマネージャー情報、介護保険番号等のデータを登録する画面です。認定有効期間を入力しておくと有効期間や有効期限切れのお知らせ機能も付属しています。
その他の登録画面について
日常生活状況登録画面の2ページ目、病態データ登録画面の2ページ目と癌性疼痛治療のページを表示しています。必要に応じて入力・編集を行って下さい。
その他にも、服用薬登録画面、副作用歴登録画面、伝達事項登画面、処方医からの情報登録画面などがあります。同じ要領で入力・編集を行って下さい。
服用している薬剤や、副作用の情報、他院からの処方薬、臨床検査値データ等の登録は必ず登録しておく必要はございませんが、報告書や薬学的管理指導計画所を作成する時に瞬時に参照することができます。
報告書作成について
報告書の形式を選択する
報告書の形式は全部で9パターンあり、そのうちの2つは癌性疼痛治療に関する報告書の形式となっております。
報告書を作成する
報告書6のパターンを選択した場合で説明します。
(1)「新規」ボタンをクリックし、新しい報告書を作成します。
(2)患者番号を入力すると、該当患者さんのデータが自動入力されます。
(3)処方医・薬剤師名は患者基本データ登録画面で登録されている方が自動入力されますが、編集する場合はポップアップメニューで変更されて下さい。
(4)自動入力されたその他のデータを編集されたい場合も必要に応じて編集して下さい。なお、これらの自動入力されるデータは、訪問薬剤管理指導支援システムに入力された患者データをもとに作成されますので、患者さんの状況が変わる都度、編集を行っておいて下さい。
(5)1ページ目の編集が終ったら、「2ページ目へ」のボタンをクリックし2ページを表示して下さい。
(6)報告事項等の必要項目を入力し印刷ボタンをクリックすると報告書が印刷されます。
服用薬等のデータを参照する
服用薬のチェックボタンをクリックすると、服用薬に関する情報、残薬、他院から処方されている薬剤、臨床検査データ等を参照することができます。報告書の作成にご活用下さい。
報告文書を参照する
報告文書を参照することができます。(サンプルとして少し登録されていますが、ユーザー様の方で作成・登録していって頂く必要がございます。)
多くのパターン文を登録していくことにより、次回からの作成が効率的になっていきます。登録文をクリックすることにより報告事項の欄に選択した文面が入力されます。選択した内容は患者さんの状況に応じて編集を加えて下さい。
疾患別指導文書を参照する
疾患別の日常生活に関する注意事項等の文書を参照することができます。ポップアップメニューで疾患名を選択するとその疾患に関する文章が表示されます。表示しきれない場合は、右側のスクロールバーでスクロールすると確認できます。報告書の作成にご活用下さい。
薬学的管理指導計画書作成について
薬学的管理指導計画書の形式を選択する
薬学的管理指導計画書の形式は全部で5パターンあり、そのうちの1つは癌性疼痛治療に関する薬学的管理指導計画書の形式となっております。
薬学的管理指導計画書を作成する
薬学的管理指導計画書4(癌性疼痛治療)のパターンを選択した場合で説明します。
(1)「新規」ボタンをクリックし、新しい薬学的管理指導計画書を作成します。
(2)患者番号を入力すると、該当患者さんのデータが自動入力されます。
(3)「訪問予定日」ボタンで、訪問予定日を確認することができます。
(4)処方医・薬剤師名は患者基本データ登録画面で登録されている方が自動入力されますが、違う場合はポップアップメニューで変更されて下さい。
(5)自動入力されたその他のデータが違う場合も必要に応じて編集を行って下さい。なお、これらの自動入力されるデータは、訪問薬剤管理指導支援システムに入力された患者データをもとに作成されますので、患者さんの状況が変わる都度、編集を行っておいて下さい。
(5)1ページ目の編集が終ったら、「2ページ目へ」のボタンをクリックし2ページを表示して下さい。
(6)実施すべき指導の内容等の必要項目を入力し印刷ボタンをクリックすると薬学的管理指導計画書が印刷されます。
その他の付属機能について
本日訪問予定患者さんの表示画面
患者さんの定期処方日や訪問予定日を設定しておくことで、本日訪問予定の患者さんを一覧表示することができます。
ある一定期間中での表示機能も付属しております。
患者さん宅地図表示機能
患者さんの住所を入力して頂くと、患者基本データ画面にあります「地図検索」ボタンをクリックすると、患者さんの住所が地図上に表示されます。この機能をご使用になるには、訪問薬剤管理指導支援システムをインストールされているパソコンがインターネットに接続されている必要がございます。
※ インターネットに接続されていないパソコンでも、訪問約剤管理指導支援システムは使用できます。
居宅療養管理指導契約書・説明書作成機能
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介護保険の居宅療養管理指導を行うにおいての居宅療養管理指導契約書と説明書を作成できます。
左側が居宅療養管理指導契約書作成画面と印刷サンプル(1ページ目のみ)で、右側が居宅療養管理指導説明書作成画面と印刷サンプル(1ページ目のみ)になります。
採用医薬品集作成機能
・・・・・
薬剤データ登録画面では、報告書1と報告書2を作成するときに利用する薬剤のデータを登録又は編集を行います。薬剤データファイルには、他の医薬品のデータを参考にしながら入力する「データ入力画面」や採用品目をチェックして頂くと採用医薬品集が作成できる「採用医薬品集」画面があります。報告書1・2の作成以外に薬剤データを利用されない場合は、 の項目以外の箇所は入力されなくても結構です。の項目以外のデータは医薬品集を作成する時に利用されます。
採用医薬品集は、薬剤の写真画像入りと無しを選択できます。
作成方法
(1)「採用・不採用」の項目で、採用されている薬剤名全てに「採用」のチェックを入れます。
(2)「採用医薬品集作成」ボタンをクリックすると、並べ替えについてのダイアログが表示されますので並べ替え方法を選択・実行すると採用医薬品集が印刷されます。なお、並べ替えの順は、薬効分類順に設定されていますが、その都度ユーザー様の方で変更することもできます。
薬剤の写真に関しましては、ほとんど登録してあります。(麻薬等の一部の薬剤の写真は法的な問題で登録されておりません。ユーザー様の方で登録をお願い致します。)
領収書作成機能
ラジオボタン・チェックボックス・ポップアップメニューの説明
これらの項目は様々な画面で多用されておりますが、操作方法は同じです。
ラジオボタンについて
ラジオボタンでは、「A」「B」「C」の中から1つの項目しか選択できません。マウスでクリックした項目が選択されます。左の例では「A」を選択した状態となっております。
チェックボックスについて
チェックボックスでは、「A」「B」「C」の中から複数項目選択することができます。マウスでクリックするとチェックされ、もう一度その項目をクリックするとチェックがはずれます。左の例では「A」と「B」を選択した状態となっております。
ポップアップメニューについて
ポップアップメニューでは、「A」「B」「C」の中から1つの項目しか選択できません。左の例では「A」を選択した状態となっております。 マウスでクリックすると項目が表示されますので、その中で選択した項目が表示されます。
また、ポップアップメニューでは、「A」「B」「C」以外の項目を入力することができます。例えば「D」と入力したい場合は、「その他...」をマウスで選択するとダイアログ(文字を入力するための小さなウインドウ)が開きますので、その中に「D」と入力し「OK」ボタンをクリックすると入力することができます。
ポップアップメニューの項目を変更する場合は、「編集...」を選択し表示されるダイアログで「A」「B」「C」の文字を変更すると、変更後は変更した文字になります。一行につき1つの語句を入力して下さい。
このページではページ数の都合上、訪問薬剤管理指導支援システムの大まかな説明しか載せておりません。詳しい使用方法はデモ版に付属しております電子マニュアルと画面毎に付属しております使用方法説明書をご覧下さい。より詳しい説明が記載されております。
居宅療養管理指導支援システムの報告書作成までの動画
以下の動画は、次の操作を行って報告書を作成する作業を紹介しています。
- インデックス画面から患者番号にて、患者名を検索し、基本データ、日常生活状況、病態データの画面へ移動しそれぞれの項目を確認します。
- 病態データの画面の癌性疼痛治療タブをクリックし、病態データの編集を行います。
- 服用薬登録画面で、服用薬を確認します。
- 報告書8のひな形を選択します。
- 患者番号を入力し、報告事項が自動入力させます。
- 編集が必要な場合は編集を行い、報告事項を入力・編集します。
- 服用薬チェックボタンをクリックし、服用薬・副作用のデータ・他院からの処方薬・臨床検査値等のチェックを行います。
- 報告書ができましたら、印刷ボタンをクリックし印刷を行います。
※ 自動入力された報告文書は、その患者さんに応じた内容に修正する必要があります。その患者さんに応じた報告文に変更後、「印刷」ボタンをクリックすると報告書が印刷されます。
※ 旧バージョンの動画ですが、基本的な使用方法は同じになります。